HySTRAとは
技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構
褐炭を有効利用した水素製造、輸送・貯蔵、利用からなるCO2フリー水素サプライチェーンの
構築を行い、2030年頃の商用化を目指した、技術確立と実証に取り組む企業団体。
各社の役割
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シェルジャパン株式会社
LNG業界の先駆者として培った知識と経験を活用し、液化水素の安全な運搬に取り組む。
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岩谷産業株式会社
日本で唯一の液化水素サプライヤーとして培ったノウハウを活用し、液化水素荷役・大量貯蔵に取り組む。
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川崎重工業株式会社
LNG運搬船やLNG貯蔵タンク、ロケット燃料用液化水素タンクなどで培った極低温技術を活用し、 液化水素運搬船の建造ならびに液化水素荷役・大量貯蔵設備の建設に取り組む。
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電源開発株式会社 【設立(2016年2月)~2023年3月まで加入】
石炭ガス化発電プロジェクトで培ったガス化技術を活用し、褐炭からの水素ガス製造に取り組み、2022年度末までに実証試験を成功裏に終了した。
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丸紅株式会社 【2018年10月~2023年3月まで加入】
電力・インフラ・エネルギー分野で培った総合商社としての事業ノウハウを活用し、CO₂フリー水素サプライチェーン技術の社会実装に向けた検討に取り組んだ。
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ENEOS株式会社 【2019年8月~2023年3月まで加入】
石油関連施設や水素ステーションで水素を取り扱ってきたノウハウを活用し、CO₂フリー水素サプライチェーン技術の社会実装に向けた検討に取り組んだ。
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川崎汽船株式会社 【2019年12月~2023年3月まで加入】
LNG運搬船の運航によって培った知識と経験を活用し、液化水素の安全な運搬を支援した。
水素サプライチェーン
豪州と日本におけるパイロット水素サプライチェーン実証事業
豪州ラトロブバレーでの褐炭ガス化・水素精製、ヘイスティングス港での水素液化・液化水素貯蔵、豪州から日本への液化水素海上輸送、日本での液化水素荷役を2020年~2021年に実証します。

HSEへの取り組み
HySTRAは実証事業を推進するにあたり、
HSE、すなわち健康(Health)・安全(Safety)・セキュリティ(Security)・環境(Environment)を重視しています。